当社は、2006年12月20日に金融庁が発出した「火災保険の適正な募集態勢等にかかる点検について(要請)」に基づいた上記の点検(2007年3月末までに行うもの)を行い、誤適用や適用漏れ契約があったことを確認いたしました。
標記については、すでに4月2日に公表をしておりますが、今般、最終点検結果が集約できましたので、公表いたします。
今後は、点検結果をもとに不適切な対応を起こさないようにするために、再発防止を最優先課題として業務運営し、適正な保険契約が締結できる態勢整備に邁進してまいります。
申込書上の構造に木造または鉄骨造り建物で外壁がALC(軽量気泡コンクリート)またはコンクリート板・コンクリートブロックや不燃材料または準不燃材料であるものなどの契約の中から、構造級別の誤適用が疑われる契約をデータ抽出しました。
申込書の表記等で保険金額・各種割引適用に関し誤算出・適用漏れが疑われる契約をデータ抽出しました。
上記データ抽出の結果、242契約(301物件)が調査対象契約として当社または、代理店による調査・点検の対象となり、現地調査・ご契約者との確認や書類の確認・取り付けなどにより調査を行いました。2007年4月27日において調査・点検は完了しました。
調査・点検完了契約のうち、適用漏れ・誤適用のあった契約は77契約です。
・ 各種割引適用漏れ:45契約
・ 構造級別誤適用:27契約
・ その他:5契約
これらの契約についてのご契約者への保険料の返戻等の支払は2007年4月27日までに手続きを完了しております。返戻・支払額は2,481,754円でした。
また、当社では2007年4月からご契約時の説明事項・確認事項等を記載した「火災保険契約内容チェックシート」や「火災保険ご確認シート」などを導入し、適正な契約締結を行うとともに、火災保険全契約を対象として保険料の誤り(各種割引適用漏れ・構造級別誤適用)や超過保険について引き続き確認・点検し再発防止に努めてまいります。