火災保険等の適正な募集態勢等に係る点検結果について

2010年5月31日
ジェイアイ傷害火災保険株式会社

 当社では、2007年2月より、火災保険をはじめとした保険契約につきまして、適正な保険料が算出されているかの点検を進めており、2009年5月29日にその取組み状況のご報告を行っております。〈2009年3月末における火災保険等の適正な募集態勢等の点検結果について(2009年5月29日)
このたび、これらの点検結果や、これまでに構築し実行している再発防止のための主な取組みについて2010年3月末日現在の状況を取りまとめましたので、以下のとおりご報告いたします。
点検を実施する過程において、多数のご契約に保険料の誤りが判明し、お客様へのご返還が生じましたことにつき、改めて深くお詫び申し上げます。また、点検のための調査について多くのお客様からご協力をいただきましたこと、心より御礼申し上げます。
当社といたしましては、これからも再発防止に向けたさまざまな改善対応に取り組み、適正な業務運営に努める所存ですので、何卒ご理解を賜りますようお願い申し上げます。
また、お客様専用のお問い合わせ窓口を引き続き設置し、お客様へのご対応を継続するとともに、今後ともご契約内容確認などを通じて、お客様にご確認いただく機会をご提供してまいります。なお、万一、保険料誤りが判明した場合には適切な対応に努めてまいりますので、みなさまのご理解とご協力をお願い申し上げます。

1. 保険料を返還した契約の件数と返還保険料(2010年3月31現在)

保険種目 点検対象件数
(注1)
保険料を返還した契約 総見込(注5)
件数
(注2)
返還保険料
(注3)
件数 返還保険料
火災保険 36,083件 409件 976万円 409件 976万円
その他(注4) 6,526件 56件 2,085万円 56件 2,085万円
合 計 42,609件 465件 3,061万円 465件 3,061万円

* 当社では自動車保険の引受は行っておりません。 〈ご参考 2009年3月31日集計の数値〉

保険種目 点検対象件数
(注1)
保険料を返還した契約 総見込(注5)
件数
(注2)
返還保険料
(注3)
件数 返還保険料
火災保険 36,059件 316件 844万円 318件 845万円
その他(注4) 6,526件 53件 1,831万円 55件 1,916万円
合 計 42,585件 369件 2,675万円 373件 2,761万円

注1:点検を実施すべき契約件数で未了分を含みます。
注2:保険料誤りが判明した契約のうち、是正手続きが完了し、保険料を返還した契約の件数です。
注3:是正により返還した保険料です、遅延利息は含んでおりません。
注4:「その他」の保険料返還契約は主に傷害保険の団体契約です。
注5:既に返還した保険料に、保険料誤りの内容が判明しているものの返還手続きが未処理の契約と、点検が未了ではあるものの返還が予測される契約の数値を合算したものです。

このたび集計した件数・返還保険料は2009年3月31日集計の総見込の数値を超過していますがこれは主に、火災保険のご契約内容確認手続きや過去契約の点検、差分チェック等により保険料誤りが判明したものや、傷害保険においてご契約内容確認手続きやその後の調査・点検により保険料誤りが判明し、件数・返還保険料とも当初の総見込より増加したものです。

なお、調査・点検により判明した保険料誤りについては速やかに是正・保険料の返還を行っています。

2. 再発防止のための主な取組み

(1)説明態勢の整備

  1. ご契約時に「ご契約内容確認書」などにより、お客様の保険契約についてのご意向や、保険金額、契約内容、割引適用の状況など適正な契約内容となっているかの確認を継続的に実施しています。
  2. 火災保険の長期契約について、お客様にご契約内容等をご確認いただくために、ご契 約内容を記載した書面をお客様に送付いたします。
  3. お客様向け募集文書(保険のパンフレットなど)について、一層わかりやすい表現への改定(文字サイズの見直しや、保険料割引制度の明示、補償内容の明瞭化など)に取り組み、建物の構造級別などのご説明資料も作成しています。お客様からのご意見・苦情の検討による文書の改善なども実施しています。

(2)商品開発態勢の整備

  1. 保険商品の開発および改定に際しては、「保険商品の開発および改定に関する規定」に基づき、関連部門間における適切な連携の下、お客様のニーズに合ったわかりやすい商品の開発、保険商品の整理・統合等を進めました。
  2. 新商品の発売またはこれに準ずる商品の改定を実施した場合には、関連部門で構成する商品開発会議において、一定期間のフォローアップを実施し、保険募集等における課題の検証を行い、保険商品の品質向上に努めています。

(3)お客様の声(苦情)、アンケート等により把握した情報の活用

  1. お客様の声(苦情)に対する基本方針として経営理念に基づき「お客様の声に関する基本方針」を取締役会にて策定し、お客様の声を業務品質の向上に活かしています。
  2. ご不満・ご要望などのお客様の声を一元的に管理するお客様の声相談室を2007年8月に設置し、更に一層の業務品質の向上を目指すため、2010年3月に業務品質管理部として組織改編を行いました。同部においてお客様からお寄せいただいた「声」を分析することにより、業務品質やお客様満足度の向上を図っています。
  3. お客様からのご意見・ご要望等については、お電話、当社ホームページ、お手紙などで随時収集を行う他、定期的にご契約者アンケートも実施しています。

(4)損害保険募集人の資質向上

  1. 代理店教育制度において、損害保険募集人試験に更新制度を導入するとともに、日本損害保険協会が新たに開始した保険商品教育制度を導入し、定期的に商品内容を学習する制度を、全募集人を対象に実施しています。
  2. 新たに委託契約を交わした代理店に対して、代理店が保険販売を開始する前に、代理店として必要な知識を教育し、代理店業務遂行能力を確認する制度を実施しています。
  3. 新商品発売時や商品改定時等に代理店への周知を効果的に行うために、全募集人が最新の情報を迅速に入手し共用できる仕組みを、WEBシステムを活用することにより構築し運用しています。

以上

なお、引き続き以下のとおりお客様専用のお問い合わせ窓口を設置しております。

お客様の声相談センター0120-532-200受付時間:平日 午前9時~午後5時(土日祝祭日除く)

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