2009年3月末における火災保険等の適正な募集等の点検結果について

2009年5月29日
ジェイアイ傷害火災保険株式会社

 当社では、2006年12月の金融庁要請、および損保協会理事会決議にもとづき、2007年2月より、火災保険などの保険契約につきまして、適正な保険料が算出されているかの点検を進めており、その取組み状況のご報告を都度行っております。〈2008年6月末における火災保険等の適正な募集態勢等の点検結果について(2008年7月4日)
このたび、これらの点検結果やこれまでに実行している再発防止のための主な取組みについて2009年3月31日現在の状況を取りまとめましたので、以下のとおりご報告いたします。
これらの点検により、保険料の過領収に伴いお客様へのご返還・お支払いが生じましたことにつき、あらためて深くお詫び申し上げます。また、点検のための調査について多くのお客様からご協力をいただきましたこと、心より御礼申し上げます。
今後このような事態が発生しないよう、再発防止に向けたさまざまな改善対応に取り組み、適正な業務運営に努める所存ですので、なにとぞご理解を賜りますようお願い申し上げます。

 また、今後ともご契約内容確認などを通じて、お客様にご確認いただく機会のご提供を継続してまいりますので、ご理解とご協力をお願い申し上げます。

1. 保険料を返還した契約の件数と返還保険料(2009年3月31現在)

保険種目 点検対象件数
(注1)
保険料を返還した契約 総見込(注5)
件数
(注2)
返還保険料
(注3)
件数返還保険料
火災保険 36,059件 316件 844万円 318件 845万円
その他(注4) 6,526件 53件 1,831万円 55件 1,916万円
合 計 42,585件 369件 2,675万円 373件 2,761万円

* 当社では自動車保険の引受は行っておりません。 〈ご参考 2009年3月31日集計の数値〉

〈ご参考 2008年6月30日集計の数値〉
保険種目 点検対象件数
(注1)
保険料を返還した契約 総見込(注5)
件数
(注2)
返還保険料
(注3)
件数返還保険料
火災保険 36,059件 266件 667万円 282件 707万円
その他(注4) 6,526件 0件 0万円 3件 2万円
合 計 42,585件 266件 667万円 285件 709万円

注1:点検を実施すべき契約件数で未了分を含みます。
注2:保険料誤りが判明した契約のうち、是正手続きが完了し、保険料を返還した契約の件数です。
注3:是正により返還した保険料です、遅延利息は含んでおりません。
注4:「その他」の保険料返還契約は主に傷害保険の団体契約です。
注5:既に返還した保険料に、保険料誤りの内容が判明しているものの返還手続きが未処理の契約と、点検が未了ではあるものの返還が予測される契約の数値を合算したものです。

このたび集計した返還保険料は2008年6月30日集計の総見込の数値を超過していますがこれは主に、火災保険のご契約内容確認手続きにより保険料誤りが判明したものや、傷害保険の団体契約においてご契約内容確認手続きやその後の調査・点検により保険料誤りが判明し、件数・返還保険料とも当初の総見込より増加したものです。

なお、調査・点検により判明した保険料誤りについては速やかに是正・保険料の返還を行っています。

2. 再発防止のための主な取組み

(1)お客様への説明態勢の整備

  1. ご契約時に「ご契約内容確認書」などにより、お客様の保険契約についてのご意向や、保険金額、契約内容、割引適用の状況など適正な契約内容となっているかの確認を行っています。
  2. 火災保険の長期契約について、お客様にご契約内容等をご確認いただくために、ご契約内容を記載した書面をお客様に送付いたします。
  3. お客様向け募集文書(保険のパンフレットなど)について、一層わかりやすい表現に改定、文字サイズの見直しや、保険料割引制度の明示、補償内容の明瞭化などに取り組み、建物の構造級別などのご説明資料も作成しています。お客様からのご意見・苦情の検討による文書の改善なども実施しています。

(2)損害保険募集人の資質向上

  1. 代理店教育制度において、損害保険募集人試験に更新制度を導入するとともに、日本損害保険協会が新たに開始した保険商品教育制度を導入し、定期的に商品内容を学習する制度を、全募集人を対象に実施しています。
  2. 新たに委託契約を交わした代理店において、代理店が保険販売を開始する前に、代理店として必要な知識の教育・指導が適正に行われているかを、本店において確認する制度を実施しています。
  3. 新商品発売時や商品改定時等に代理店への周知を効果的に行うために、全募集人が最新の情報を迅速に入手し共用できる仕組みを、WEBシステムを活用することにより構築し運用を開始しました。

(3)お客様の声の活用

  1. 当社の経営理念に基づき「お客様の声に関する基本方針」を取締役会にて策定し、お客様の声を業務品質の向上に活かしていくこととしました。
  2. ご不満・ご要望などのお客様の声を一元的に管理するお客様の声相談室を2007年8月に設置し、更に2008年2月にお客様の声統括室として組織改変を行いました。同室においてお客様からお寄せいただいた「声」を分析することにより、業務品質やお客様満足度の向上を図っております。
  3. お客様からのご意見・ご要望等については、お電話、当社ホームページ、お手紙などで随時収集を行う他、定期的に契約者アンケートも実施しております。

(4)商品開発態勢の整備

  1. 代理店教育制度において、損害保険募集人試験に更新制度を導入するとともに、日本損害保険協会が新たに開始した保険商品教育制度を導入し、定期的に商品内容を学習する制度を、全募集人を対象に実施しています。
  2. 新たに委託契約を交わした代理店に対して、代理店が保険販売を開始する前に、代理店として必要な知識を教育し、代理店業務遂行能力を確認する制度を実施しています。
  3. 新商品発売時や商品改定時等に代理店への周知を効果的に行うために、全募集人が最新の情報を迅速に入手し共用できる仕組みを、WEBシステムを活用することにより構築し運用しています。

以上

なお、引き続き以下のとおりお客様専用のお問い合わせ窓口を設置しております。

お客様の声相談センター0120-532-200受付時間:平日 午前9時~午後5時(土日祝祭日除く)

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