火災、破裂・爆発
火災、破裂・爆発
「火災」の補償では、失火やもらい火などの火災事故による損害が生じた場合に保険金をお支払いたします。それだけではなく、消火活動の放水による損害も補償します。
火災保険で対象となる火災とは、火の熱による変形や焦げにとどまらず、着火して燃え広がっていくものをいいます。よって「コンロで鍋を焦がししてしまった」ような場合、周りに燃え広がってしまった場合は「火災」の補償の対象となりますが、鍋が焦げてしまっただけの場合は対象にはなりません。
また「破裂・爆発」の補償では、漏れたガスに引火した事故などによる損害が生じた場合に保険金をお支払いたします。
火災保険で対象となる破裂・爆発とは、気体または蒸気の急激な膨張を伴う破裂またはその現象による衝撃、破損をいいます。冬の寒い日に水道管の中の水が凍結して、水道管が破裂した損害は、「破裂・爆発」には当たりません。
【ご注意】
- 落雷を原因とした火災、破裂・爆発による損害は「火災、破裂・爆発」の補償対象となりますが、落雷損害(配電盤の破損や落下箇所の破損等)は補償の対象になりません。落雷損害については、別途「落雷」を選択いただくことで補償されます。
- 地震等(地震もしくは噴火またはこれらによる津波をいい、以下「地震等」といいます。)を原因とする火災、破裂・爆発による損害は、火災保険では補償されません*。地震等を原因とする損害については、「地震保険」で補償されます。
*「地震火災費用保険金」を選択していただくことにより、地震等を原因とした火災によって所定の損害が生じた場合に、火災保険から保険金額の5%をお支払いします。
ポイント
- 建物内で発生する火災事故で最も多いのは、コンロの消し忘れによるものです。*
- その他には、タバコの不始末や放火、ストーブからの出火などの原因が多くなっています。*
* 出典:総務省消防庁ホームページ「平成29年度消防白書」(https://www.fdma.go.jp/publication/hakusho/h29/)
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建物の損害例
火災
- 火災が起こり自宅が全焼した。
- 揚げ物の油に火がついて、天井が焦げた。
- 庭に落ちた雷から飛び火して自宅が燃えた。
- 隣の家の火事の火が自宅にも延焼し、半焼した。
- 隣の家屋の消火活動で家が水浸しになった。
- 庭に落ちた雷から飛び火して自宅が燃えた。
破裂・爆発
ガス漏れに気付かずコンロを点火したところ爆発し、自宅が破損した。
調理中にカセットコンロのボンベが爆発し、自宅が破損した。 -
家財の損害例
火災
- 「建物の損害例」に記載のような火災事故が起こり、家具や衣服が焼失した。
破裂・爆発
- 「建物の損害例」に記載のような爆発事故等が起こり、電化製品や家具が破損した。
ポイント
- 火災、破裂・爆発の事故に対しては、事故によって生じた保険の対象の損害に対してお支払する「損害保険金」に加えて、隣家等第三者の所有物にも損害が発生した場合には「失火見舞費用保険金」をお支払いいたします。
*上記のほかに、残存物取片付け費用保険金、損害防止費用などがお支払いの対象となります。